梅には白梅と紅梅がありますが、梅酒や梅干などといった実を利用するものは、ほとんど白梅に限られていました。とくに紅梅の実は小さくほろ苦く堅いため、一部の好事家が使う他は長い間かえりみられることなく、花の美しさのみが鑑賞の対象とされてきました。
佳品紅梅酒が熟成されたのは、「もったいない。紅梅の実にはまた、白梅にない独自のおいしさがあるはず……」と、その姿の愛らしさ、むざむざ捨てられる哀れさを惜しんで、活用の方法を工夫した末のことです。
またこればかりではなく、紅梅苑のお菓子は、すべて創造と愛情の結晶をベースにして作られています。
商標の『鴛鴦(えんおう)』は、中国から古く渡来した紅梅の一種「鴛鴦梅」からとったもので、一花に二つの実をつける珍しいもの。
鴛鴦とも、夫婦梅とも呼ばれる実の形のめでたさをお客様にお福分けすべく、当店のマークといたし、末長いご愛顧を願い上げる次第でございます。
あたり一面、紅梅の淡い紅色がまぶしいくらいに美しく広がっています。
吉野梅郷では、2月中旬から3月下旬にかけて、各地でこのように紅梅、白梅が入り乱れてきれいに花を咲かせる様子が見受けられます。
是非、吉野梅郷のお花見にお越しくださいませ。
紅梅苑では、お客様に少しでもおいしいものを召し上がっていただきたいという考えのもと、手間を惜しまず、畑の管理から剪定作業にいたるまで一貫して「梅」にこだわり、取り組んでいます。
紅梅が枝にたわわに実ると、収穫時季を迎えた合図。
いよいよ春の終わりの一大イベント!社員総出の梅もぎです。
これから何日もの日数をかけ、ひとつひとつ丁寧に、手で梅をもいでいきます。
そしてこれらの梅は、紅梅苑の数々の和菓子や梅酒などの味の源へと、形を変えてゆくのです。
紅梅苑では、梅の形を模し、梅の風味を生かした様々な和菓子を創製、販売しております。
青梅梅郷にお越しの際のお手土産としても、是非ご利用ください。
また、当店ではオンライン通販にも対応しております。
遠方、近郊を問わず是非ご活用いただき、紅梅苑の味をお楽しみくださいませ。
紅梅苑の甘味処では、葛切りやおしるこ、ソフトクリームといった甘味の他、栗おこわなどのお食事メニューもご用意しております。
散策のご休憩に、是非お立ち寄りください。